
毎年新茶の季節になると、小谷戸の里でも茶摘みと手もみ体験を募集します。
人気も有るので抽選になるのですが、今年は5倍の応募がありました。
摘みだけの体験も有りますが、やはり「摘んで炒って揉んで」の全工程を体験し、最後にできたての新茶を飲む!
やはり美味しい!こと間違いなし!
かつては、自宅の家周りに数本植えておき、自家製お茶を作る家も沢山ありましたが、今ではほとんど見かけません。
小谷戸の里のお茶の木は、薬を一切散布しないので、チャドクガが沢山発生しますが、全て手で取ります。

名前を聞いて・・・・・・・? 椅子を作る木?
とても恥ずかしいことに、全く気付いていませんでした。
材質が堅く、建築資材の大切な部材として使われているとか。
今回確認した木本は、幼木と思われますが・・・・・。
ユニークな虫こぶができる木として、虫こぶファンには喜ばれて
いるそうなので、それが楽しみです。

セイヨウタンポポを取り続けること20数年。この春セイヨウタンポポはまだ数株しか無い!
これは在来種です。スッ!と茎を伸ばし凛とした姿は美しい!(好みです)
主園路内なら見つけるのは容易。
しかしこれで手を緩めては元の木阿弥! セイヨウタンポポが、地中で虎視眈々と
チャンスを狙ってますよ!
4月30日現在、土手のカントウタンポポが見事な群落で咲き誇っていました。太陽が出ていないと咲かないので
御注意ください。

タチツボスミレはどこにでも咲いている。セイタカアワダチソウ等の外来種を根気よく抜いた成果ではあるのですが。
このニオイタチツボは増えてはいるものの、咲き終わった後の草刈等に注意しないと・・・・・・。

園内ではほとんど見かけないトウダイグサ。主園路際にぼちぼち増えてきた。
この素晴らしいグラデーションに魅了されて。
ナツトウダイは繁殖力旺盛で、他の在来種が負けてしまうこともあるので、少々ご遠慮願うことも。
タカトウダイは、ここ数年畔や水路の際に増えてきたが、うっかりすると刈られてしまう。

福寿草の次に咲くアマナ。 チュウリップの原種とか。確かに葉っぱの質感は中リップ。
種は沢山落ちているのが、その種が地上に一葉を出すまで、地中でどのくらいの期間を
要するかは分からない。
一葉が出てから花が咲くまでは3年以上かかるようだ。
あったあった! あれ~!ここには沢山いる! と 歓声!
そうなんです。ここには至る所に大勢が顔を出し、本当に賑やかです。
毎年「ヒトリシズカ」を楽しみに来られる方は多い。
ヒトリシズカに限らず在来の希少種は、小さくて分かりにくい種が多い。それ故に益々減少してしまうことに。

ついつい観察を忘れてしまい、雄花雌花どちらも見たことがなかった。今回も既に雄花は散ってしまい
雌花だけを見ることができた。
この葉は、ミドリシジミは食べないのかな?

もうそろそろ渡の季節です。 今期は随分大勢の皆さんにたっぷりのサービスですね!
毎年どこかでは確認されるのですが、今年の様に長期間観察できたのは、久しぶりでした。
キツツキの仲間なのに、木はコンコンしない鳥です。
他にはアトリが群れで確認されました。ノスリもまだいるようで。